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一口メモ

酒粕のチカラ

酒粕は、日本酒を作る工程で生まれる副産物です。昔から「健康に良い」とされており、近年の健康ブームにより、いくつもの健康効果が期待できる発酵食品として注目されています。酒粕ができる工程は、蒸した米・米麹・水を混ぜて発酵させ「もろみ」を作ります。それを絞ることで日本酒ができ、原料米の約25%が絞りかすとして、酒粕となります。

酒粕には米由来の栄養素がたっぷりと含まれています。

酒粕の健康効果は下記のとおりです。

  1. 日美肌効果:「ビタミンB群」が豊富に含まれており、肌の代謝を高める
  2. 整腸作用:不溶性の「食物繊維」が腸内の老廃物を排出
    「オリゴ糖」が善玉菌を増やし、腸内環境を整える
  3. 免疫カアップ:麹菌や酵母の細胞壁に含まれる成分が免疫力を高める
  4. 生活習慣病の予防:脳梗塞や動脈硬化の原因となる血栓を溶かす成分が含まれる
  5. 肩こり・頭痛・冷え性の緩和:血管を拡張する作用がある

ただし、酒粕を使用した料理にはアルコールが残る場合があります。運転を予定している方やアルコールに弱い方は注意しましょう。


Stop!ざ・メタボNo.203 フレイル予防

フレイルとは、健康な状態と要介護状態の中間段階を指します。このような状態は、体や心の機能が衰えたり、社会とのつながりが減少したりすることが特徴です。一般的に高齢者の課題と考えられがちですが、最近では40~50歳代の働き盛りの世代でも、該当する人が一定数いることが明らかになつています。

体の変化に気づいていますか?

  1. 些細な場所でつますくことが増えた
  2. 以前より歩くスピードが遅くなった
  3. むせることが多くなった
  4. 首や肩、腕、足、腰などに痛みやしびれを感じる
  5. 健康診断で要注意項目が増えた

これらの変化は、フレイルの兆候である可能性があります。

フレイルを予防するためには、栄養・身体活動・社会参加・歯の健康の4つの柱をパランスよく保つことが重要です。この中のどれか1つでも崩れると、体や心のバランスが崩れ、フレイルが進行しやすくなるとされています。

フレイルの進行を防ぐカギは「早めに取り組む」ことです。

衰えが始まる40歳代から、日々の生活の中でこれらのポイントを意識し、健やかな毎日を送りましょう。