食育セミナーNo.176 十五夜

十五夜とは、1年で最も美しいとされている「中秋の名月」を鑑賞しながら、1年の収穫などに感謝をする行事です。古来より、人々は月の満ち欠けを頼りに季節の変化を知り、暮らしてきました。十五夜には、月の神様の依り代(よりしろ)と考えられているススキと月見団子を供え、作物の収穫に感謝します。月の模様が「うさぎが餅をついている」といわれているのは、古代中国では月でうさぎが臼に薬草を入れて杵でついて不老不死の薬をつくっていると考えられており、それが日本に伝わるときに餅つきに変わったのではないかといわれているためです。
丸い月見団子は一、満月に見立てたものです。お供えする際は、三方や皿に白い紙を敷き、 十五夜にちなんで15個(または5個、あるいはその年の満月の数)を盛ります。お月見をした後月に感謝しながらいただきましょう。現代では、十五夜に食べるものは月見団子の他にも月見そばや月見ハンバーグなど、たまごの白身と黄身をきれいな満月に見立てた料理があります。お月見とともにおいしい食べ物も味わってみてください。今年の十五夜は9月29日です。
Stop!ざ・メタボNo,186 夕食は控えめに
朝食・昼食・タ食の食事量のバランスはとれていますか?夕食を食べ過ぎていませんか?一日の活動エネルギーとなる朝食や昼食よりも、夕食を食べ過ぎるとからだに脂肪としてたまりやすくなります。夕食の量は、3食のうちで一番少ないくらいを心がけるとよいでしょう。1日の食事の全体量を10としたとき、朝:昼:夕=3:4:3くらいのバランスとなるよう意識してみてください。朝食を4、夕食を2にして夕食のバランスをさらに少なくしてもかまいません。
胃腸への負担を考えると、夕食は就寝の2~3時間前までに食べ終えるのが理想です。もし夕食の時間が遅くなる場合は、食事を分けて食べる「分食」がおすすめです。分食をする際のポイントは、食事時間が遅くなって空腹時間が長くなるほど血糖値が上がりやすくなるため、夕方に糖質を含む主食(こ飯やパン、麺類など)を摂取し、午後9時以降の夕食は、脂肪分が少なくタンパク質の多い主菜(赤身肉や魚)とミネラルやビタミンが多く摂取できる副菜(野菜きのこ類、海藻など)を食べることです。18時頃に一度おにぎりなどでお腹を満たし、帰宅後に豆腐や納豆などの大豆製品魚料理(刺身や煮つけ)、 サラダなどを軽めにとるとよいでしょう。

